『眠れない夜のために』(ねむれないよるのために)は谷山浩子の10作目のアルバム。本作からLPとCDが同日にリリースされるようになった。初のオリジナルベストアルバムであり、タイトル通りのコンセプトで「眠れない夜」に聴くようなピアノによる弾き語りがメインの曲で構成されている。以後、谷山浩子の音楽的パートナーとしてアレンジャーを務める石井AQがこのアルバムよりプロデューサーとして参加した(ミュージシャンとしての参加は2作前の『たんぽぽサラダ』が初。また、本作では「AQ」名義となっている)。「カントリーガール」はシングルリリースの際、当時のEP盤の制約により3番までしか収録できなかったが、本アルバムで初めて4番まで入った。以降のリメイク版はすべて4番までを含むようになっている。1991年に再発された際、タイトルを「眠れない夜のために…」とされているが、正式なタイトルには「…」(三点リーダー)は含まれない。