YMOの8枚目のオリジナルアルバム。「再生」当時、YMOというグループ名が権利上の関係で使用出来なかったため、YMO(ノットワイエムオー。実際にはYMOの文字の上に×)としてリリースされた。当初、細野のベース、高橋幸宏のドラム、坂本のハモンドオルガンによる一発録りという案も挙げたが、細野の意向により、テクノアルバムとなった。結局、全盛期のテクノポップの趣は無く、アンビエント色が全体的に強い仕上がりとなっている。なお、当時売れていたドリームズカムトゥルーの音源をサンプリングして使用する意向もあったが、著作権の関係でこれを断念。アルバムのタイトルは三人で意見を出し合って決定(坂本が提案した「テクノ道」という発音から「テクノドン」が思いつく)[1]。 曲順は高橋が決定した。8曲目と9曲目の場所については相当迷ったという[要出典]。発売当初「YMO=ライディーン=明るいテクノポップ」をイメージしていた多くのライトリスナーからは「重く、悲しい」「難しい」などの声が多く出た。しかし、このアルバムも後年徐々に再評価されていった。 しかし、1999年東芝EMIリマスター版のラインナップで再発売されたものの2003年のソニー盤ではラインナップから外れたため、現在のところ廃盤となっている。 このディスクのレーベル面は配色がベンハムの独楽状になっており、回転すると色が出るようになっている。この事については歌詞カードにも記載がある。 アルバム発売直後には二種類のリミックス盤も発売されている。『TECHNODON REMIXES I』はテイトウワ、ゴウホトダ&フランソワケヴォーキアン、『TECHNODON REMIXES II』はジオーブ(The Orb)がそれぞれ担当した。また、このアルバムの楽曲を中心に東京ドームにてライヴ公演が行われ、その模様を収録したアルバム『テクノドンライヴ』がリリースされている。前述のジオーブは公演のフロントアクトをも務めた。