1978年発表のアルバム「GO AHEAD!」に収録された楽曲の「2003NEW VOCAL REMIX VERSION」。つまりボーカルだけを新たに録音し直しているわけで、メロディラインやアレンジワークは当時のままなのだが、楽曲自体の魅力は2003年に聴いてもまったく色あせることなく、ポップスのマジックをたっぷりと感じさせてくれる。トラディショナルな手法に乗っ取りながら、圧倒的な個性を体現した超ハイクオリティのポップチューンだと思う。広末涼子と松田龍平の共演で話題を呼んだ映画「恋愛寫眞」の主題歌。2年ぶりの新曲「フェニックス」のカップリング曲である、映画『恋愛寫眞』の主題歌「2000トンの雨」は、エアーレーベル時代の曲だが、この2003年ヴァージョンでは、タツロウの曲、そして歌声は、決して古くなっていないと実感させる魅力を発散している。