こう連れた二人の細い糸を
ぼんやりと巻き取りながら
折れない針さえ持っていれば
こんなにも怖くはないのに
手繰るほどほどけてゆく
止まらないことは早まるだけから見ついていた
愛しさで
もう一度二人を縫い合わせたい