フェザースノウ - 少女病 (しょうじょびょう) 词:少女病 曲:ピクセルビー 『決して慣れることのない 緊張感を伴う レジスタンスでの生活 行動を共にする機会の多い シグとカナリアの間には いつしか小さな恋心が 芽生えはじめて 二人に降り注ぐ 不思議な浮遊感 それは初めての恋』 「好きって言葉は強いね 頑張れる力になる そう思わない?」 水面は澄んで気持ちが上がる 一歩進んで二歩下がる 絶妙な距離感で 傍からはどう見ても 二人の想いわかっちゃうのにさ 眼を奪われているのがバレて からかわれちゃって遊ばれて 悲壮感が薄れて 爽やかな風が吹く 笑顔の花が咲いた 『空から降り注ぐのが この瞬間みたいに優しい 光ばかりだったらいいのにね』 その幻想の蕾は 羽化しない事を知りながら 明日会えなくなるかもしれない 命を落とすかもしれない 感傷を消すように ここにいる誰もがさ どこか壁を張ってた 失うことの怖さを 知るからこそ 今この場所に 立ってるんだ それでもその壁を 壊す強さを 二人は淡いキスで 示してみせた その幸せは真雪のように あっけなく溶けてしまった きっかけさえなく少女は 原因不明の高熱に倒れて 生死の境へ 「どうして?」 「空から降り注ぐのが この瞬間みたいに優しい 光ばかりだったらいいのにね」 その幻想の蕾はほら案の定 彼らのためには 花開くことなく 壊れたみたいな枯れた 笑いだけ残されて 『シグの献身的な 看病のおかげもあってか 意識を取り戻したカナリア けれど目を覚ました少女は この5年間の記憶を 完全に喪失していて』 「んー?あなたは誰?」 『遠くで鴉が鳴いていた 笑うように蔑むように』