真夏の午後に咲いて はじけとんだ サイダーみたいに 僕ら大人になれないまま 何を探していたんだろう カセットテープの声が やさしさの意味を教えてくれた 君の前髪が揺れていた 僕はまだ変われないまま 校庭の隅から聞こえる あぶなっかしいスピードで どうしようもない僕らは 笑っていた こわいものなんて 何一つないと思っていた どこへも帰れないんだよ スローモーション 何もかもが輝いて見えた 戻れないんだよ 1999 昨日のように笑ってくれよ 触れたらもう壊れそうな夕暮れも 君の横顔も おまえも あの人も あの街も 思い出すたびに少しだけ なあ覚えているかい？ くだらない約束を 夏が来て僕ら歌ったあの歌を 一瞬で終わるあの打ち上げ花火の中に 今しか見ることができないものを夢見たんだ