[7.89]季節は冬 [10.39]凛冬时节 [10.39]真綿のような雪がひとつふたつ [16.36]洁白棉絮般轻盈的雪花一片两片 [16.36]日が落ちたばかりの [18.94]于落日西沉后 [18.94]まだ仄かに青みがかった空から [22.1]自隐约透着蓝色的天空中 [22.1]舞い降りて来る [25.02]飞舞着缓缓飘落下来 [25.02]段々と髪に積もっていくそれを私は払おうともせずに [30.95]在我的头发上越积越多我却没有理会 [30.95]ただ歩いていた [34.21]只是一步步向前走着 [34.21]地を擦るつま先はもう感覚を失われて [39.83]摩擦着地面的双脚已经丧失了知觉 [39.83]何を目指してもない意思を持ってもない [45.27]不知道该向何处去意识也渐渐模糊 [45.27]ただのガラクタのような私 [55.84]如同行尸走肉 [55.84]クリスマスに向けて準備に追われる街はとっても賑やかで [62.22]准备迎接圣诞节的街道张灯结彩热闹非凡 [62.22]光があふれるその場所は今の私とはかけ離れていた [72.17]那灿烂的灯火距离现在的我是那样遥远 [72.17]敷き詰められた石畳がすっかり雪で覆われる頃 [78.28]厚厚的积雪盖住石板路的时候 [78.28]私の足はある一本の道の前で止まった [85.729996]我在一个路口前停下了脚步 [85.729996]なぜかわからない [88.7]我不知道为什么要这样做 [88.7]でも立ち止まらなければならないような気がしたのだ [94.990005]只是觉得我必须要在这里停留 [94.990005]吸い寄せられたようにその路地裏へと入っていく [102.7]如同被吸进去了一般我走进了那条小路 [102.7]背の高い街灯には明かりが灯っていたか [107.18]街道上路灯的光芒太高了 [107.18]それはその場所を照らすのに十分ではなかった暗い道 [117.44]不足以将幽暗的小路完全点亮 [117.44]積もった雪だけが妙に明るかった [120.74]地上的积雪却是如此洁白明亮 [120.74]「…」 [125.31]“…” [125.31]真っ白い道に突然不似合いものが落ちた [131.48]洁白的路面上突然落下一个不相称的东西 [131.48]「はね?」 [132.48]“羽毛?” [132.48]闇のように漆黒な羽がひとつふたつ [139.83]那羽毛的颜色仿佛伸手不见五指的黑暗一片又一片 [139.83]私の進む方向へと落ちて来る [144.37]向着我前进的方向落下来 [144.37]うんうん [145.6]大概 [145.6]私を導いている [152.67]是在引导我吧 [152.67]その先で私はあなたに出会う [157.95999]之后我便与你相逢 [157.95999]それは星のない真っ暗な冬の夜半のことだった [162.09601]在冬日的一个没有星星的漆黑夜晚