Psyche 雨の匂い 風の色 田畑に虫の騒めき 特有の澄んだ空気 ツンと痛む鼻先 身体が夜を迎えた頃 魂は朝を宿した 枯れ果てた草木たちが 色を取り戻すように 切り裂いて 曝け出して この刃で終わりを告げる 放物で描いた 赫は魂の産声 真っ白な天井から滴る退屈な日々さえ \"人のフリしてるだけ\" 妄想後ろ指 痛たたた 「 人には優しくありましょう」 「困ってる人には手を貸しましょう」 良心 矛盾の呵責に請う 誰か僕を殺して 切り裂いて 曝け出して この刃で終わりを告げる 言うなれば ママゴト 聖者気取る快楽 「最低」なら穢して この最果て仔細を埋める 行一つ 違えば 何かが変わったのだろう Staining mutations Someone said, “I can't help it.” I couldn't swallow it The frustration and agitation that piled up I wish I could have saved him Pray to Pushké Pray to Pushké 切り裂いて 曝け出して この刃で終わりを告げる 放物で描いた 赫は魂の産声 羽搏いた蝶はどこか 悲しそうにその指止まる 色褪せた世界を ヒラリ 染め上げながら 咲いてたら穢して この最果て 視界を埋める 濁音がなくとも 綺麗なままで咲いた 赫