明け方、ロウソクの火も消えて
簡単な殺し文句を投げつけた
そしてお前は天井を見上げて
笑ってた
排気音のする生活と抱き合っては
手に入りもしねえ物を欲しがってた
そんで気がつきゃここで迷子になってりゃ
笑える
笑える
誘惑という名の結束を解いて
慰め程度の自由をチラつかしてる
哀れんだ目が心臓を貫く
刃物の様に
獣の様に
俺を刻んでは撫でてくる
宝物の様に
頑丈に包めて
息を吐きながら死んでる
静寂と狂気の間で2人きり
邪魔するものは何もない
お前は気球の上に跨って
地獄のように
天国のように
心開いては閉じてしまう
行くあてなんてなくて
帰るあてもなくて
息を吐きながら死んでる
死んでる
死んでる