咲いた咲いたこっちにおいでよ

咲いた咲いたこっちにおいで

あまりのいらない一を

守り抜くきみは鍵を捨て

すばらしい虫も

まともなかたちを保てない

いつかきっと

まるい目をした七つの烏が

この真っ白けな空を羽ばたく

咲いた咲いたこっちにおいでよ

咲いた咲いたこっちにおいで

鏡も光りはしない

ぬくぬくと皮脂はうつらない

さりげない土の

声の棲む場所も奪われる

だけどもっと

コンクリートの蓋した野良から

とどかない虫の声も探せる

いつかきっと

まるい目をした七つの烏が

この真っ白けな空を羽ばたく

いま水想う野良に咲いた

ドキドキ 空気観測が鳴る

咲いた咲いたこっちにおいでよ

咲いた咲いたこっちにおいで