\t空に浮かんだ あの雲は
どこへ流れて 行くのやら
未来(さき)の見えない この私
宇陀(うだ)の棚田を 泣き泣き越える
お伊勢参りと 恋供養
一人旅です 初瀬(はせ)街道
逢えば別れは つきものと
知って居ながら 恋に泣く
それが憂き世の さだめとか
伊賀の阿保(あお)宿 笑顔の旅人(ひと)が
違う生き方 見つけなと
云って居るよな 初瀬街道
遠く此処迄 来たけれど
都会(まち)の貴方が 気に掛かり
そっと名前を 呼んで見る
一人寂しい 松坂城下
明日の夢など 捨てたのに
揺れる面影 初瀬街道