詰まる所 劣等 所謂 歪む恋情
上手く付け入る為の咲みとヒトの劣情
一人 又一人と群がる紛い者は
以前 其れから今日も依然として
最初の正体 最後の後悔
無下に奪われた何度
不意に思い出した慈悲を欠いた言葉
正解不正解 知らずに
該当の今日 第何章の将来
無下に奪われた何度
無理に絞り出した意味を欠いた音じゃ
「そうか。」って こうも効かずに
静かに眠る人「変わる事勿れ。」
隣で眺む人「彼の日の顔でしょうか。」
知らぬ儘で過ごせた時なら嬉しくて
でも要らぬ事実だと言うつもりも無くて
知らぬ振りで終われる程強くはなくて
一度目さえも無くて
対照の存在 代償の生涯
無碍に奪わせた何度
遂に溢れ落ちた義理を欠いた言葉
平等不平等 知らずに
罪状 毀損 第何条の性来
無碍に奪わせた何度
無意に流れ出した欲を掻いた音じゃ
「もう、」「だって、」こうも聞かずに
「信じていたの?」
「信じていたよ。」
「信じていると信じていたよ。」
「目の前の貴方には何が見えるの?
信じていたよ。信じているよ。」
信じていると信じていた私は何も聞かずに