キャッツ・ウォーク - Sun Flower Field
明かりもない闇の中で
虚ろに手を伸ばしていた
掴みたいの?届かないの?
それでも尚求めていた
嗚呼
手にしたものは
欲しがっていた陽じゃなくて
陽に届きそうもない
この歪な翼
けれどあなたが
望むならこの翼広げて
どこまでも羽ばたこう
いつか陽に届けよう
流れ落ちる時の中で
陽目指すその望みは
形を変え零れ落ちて
歪みながら壊れていった
嗚呼
掴んだものは
翼見つめる瞳じゃなくて
何もかもを
灼き尽くすような眩い力
あの陽よりずっと
ずっと輝いてみせる
だからあなたは傍に居て
私のものでしょう
嗚呼絡めた指は
嗚呼意味を失い
するりととけゆく
赤く染めたあの色さえ
黒に朽ちてもう戻らない
あなたにうつる
私はどんな色をしている
ぼやけてしまって
その光に何も見えない
手放したのは
あなたじゃなくて
私だったの
奪ったものは
脆く儚い私の光
狂おしく舞い踊れ
痛み撒き散らしながら
願わくば白く輝いて
刹那に融けてゆけ