[00:57.16]枯れた庭の隅蝶を追いかける
[00:58.97]黒い猫と白銀(しろがね)瞳の少女
[01:00.94]
[01:04.16]蜜を探し疲れ羽を癒やしに
[01:05.95]舞い降りた蔦の這う屋敷の窓
[01:09.08]
[01:14.15]灯りの消えた薄暗い部屋
[01:17.58]
[01:20.29]薔薇が落ちていた
[01:22.86]
[01:23.68]遊び疲れ 少女と猫は
[01:27.24]屋敷に戻り
[01:30.82]母親の姿を探せど
[01:34.34]嗚呼、何処にも居ない
[01:37.61]
[01:38.28]火の気のない暖炉のそばで
[01:41.61]疲れてる眠る少女
[01:45.30]猫が悲しそうに鳴いた
[01:50.93]
[01:56.47]
[02:06.33]ある日少女と猫はついに見つけた
[02:08.14]屋敷の奥錆びついた扉の部屋
[02:10.60]
[02:13.53]蜘蛛の巣が揺れるフリル天蓋の
[02:15.23]ベッドに沈んで母親は寝ていた
[02:17.99]
[02:23.51]喜んだ少女駆け寄ると胸で
[02:26.88]
[02:29.80]薔薇が枯れていた
[02:31.76]
[02:33.08]ママどうしてお胸が赤いの
[02:36.65]ねぇ薔薇のよう
[02:39.92]ママわたしはお腹がすいたの
[02:43.62]ねぇ起きてよママ
[02:46.84]
[02:47.43]少女の運命を嘆いて
[02:51.05]母親は命絶った
[02:54.52]猫が寂しそうに泣いた
[03:00.12]
[03:13.27]
[03:16.00]“絶望が生への執着を露呈させる
[03:18.35]私は生きているの? 私は死んでいるの?
[03:21.18]ここにいるのは本当の私?
[03:23.31]私は闇 私は光
[03:24.86]私は風 私は誰
[03:26.89]痛みだけが私の存在を証明する”
[03:29.35]
[03:36.26]
[03:40.74]ママお庭に薔薇が咲いたわ
[03:44.35]ねぇ綺麗でしょ
[03:46.44]
[03:47.72]ママ私は独りじゃないわ
[03:51.39]ねぇ平気よママ
[03:54.42]
[03:55.24]朽ちた屋敷永遠を生きる
[03:58.37]少女のそばに
[04:01.85]白銀(しろがね)の瞳を細めて
[04:05.68]黒猫は寄り添って
[04:09.30]甘えるように鳴いた
[04:15.59]
[04:20.08]
[04:29.61]