[00:13.96]少し動き出した週末の渋滞の中で
[00:23.40]となりをゆっくり過ぎる 車に目がとまった
[00:32.48]助手席に確かに 君がいたように見えた
[00:42.24]見まちがうわけはないんだ 心がざわついた
[00:52.06]君の姿を確かめようとしたけど
[01:01.68]ぼくらをむすぶ距離は はなれてしまうばかりで…
[01:10.90]何か叫ぼうと身を乗り出したけれど
[01:20.44]ぼくにはたったひとつの言葉さえうかばなかった
[01:38.70]ひくく嘲笑うようなバイクの音とともに
[01:48.18]君の車はもうずっと 先に進んでしまった
[01:57.74]ぼくらはこの世界で 孤独を飲み込むたびに
[02:07.00]苦笑いのふりをして 大人になろうとしたんだ
[02:16.72]君の心を救いたいと願ったけど
[02:26.46]ぼくらはその涙のぬぐい方もわからなくて…
[02:35.60]君の姿を追いかけようとしたけど
[02:45.06]信号でぼくの車は人の波にとまってしまった
[03:22.44]途切れた願いは 消えてしまうのではなくて
[03:32.12]ぼくらはその痛みで 明日を知るのかもしれない
[03:41.40]すべての祈りが 輝きはしないけれど…
[03:51.08]車はいつの間にか 光の川に消えてしまった