[00:40.381] 胸のイタミ13階から見た景色
[00:43.473] 目の前に広がる夜景
[00:45.742] やけに静けさが遠くに感じる屋上
[00:48.656] 足が臆病になるのも押さえ
[00:51.406] 6秒間の黙祷に人生がよぎる
[00:54.639] 振り返れば一瞬の儚さなればこそ
[00:58.291] 枯れたこの目に映るぼやけた映像は止まっている
[01:02.748] 気づけば出口を必死に探していた
[01:05.466] この迷路の向こう側は新しい入り口になるから
[01:10.139] 嗚呼、あの人のあの一言あの出来事出来心がのしかかる
[01:15.721] やっかいな社会の重みが手首の刃物
[01:19.366] だって人間だもの
[01:21.392] 煮え湯を飲まされて、喉元すぎれば熱さは体の隅々まで届く
[01:26.895] 今夜ほど孤独に感じたことはない
[01:30.845] 何をしても、咳をしても一人
[01:33.663] 息を引き取り消えてしまう前に
[01:35.899] それを知っただけでもありがたい
[01:38.728] 去りがたい場所があってこその旅立ち
[01:41.554] 生命力そのものをも上回る、偉大な悲しみの力
[01:46.325] 静かに私を迎えに来た、後を濁さずに発つこの地から
[01:51.061] しかしこれほど潔い清い気持ちは、いまだかつてあっただろうか
[01:56.375] 初めて、確かに何かをしたいと思い
[01:59.288] それを実行するときが来た
[02:01.545] 階段を上り、足をかけるだけのこと、ただそれだけ
[02:06.397] 冷たい風の応援を背に、この一時は永遠に続く
[02:11.555] もう私の頭上に太陽は昇らない
[02:15.054] それが正しいのです、たぶん
[02:17.276] だらだらと続いてしまった駄文に恐縮ながら
[02:21.440] 終止符を打つ。
[02:31.671] さようなら、私の記憶
[02:34.038] さようなら、私の顔
[02:36.687] さようなら、私の記憶
[02:39.200] さようなら、私の顔
[02:41.931] さようなら、私の記憶
[02:44.196] さようなら、私の顔
[02:46.869] さようなら、私の記憶
[02:49.117] さようなら、私の顔
[02:51.835] 胸のイタミ13階から見た景色
[02:54.845] 目の前に広がる夜景
[02:56.953] やけに静けさが遠くに感じる屋上
[02:59.677] 足が臆病になるのも押さえ
[03:02.542] 6秒間の黙祷に人生がよぎる
[03:06.462] 振り返れば一瞬の儚さなればこそ
[03:09.593] 枯れたこの目に映るぼやけた映像は止まっている